本記事では、2月26日に開催された「プロのための “最新間取り提案術” ALTA×madreeで実践する最新DXメソッド」の内容をレポート形式でご紹介します。セミナーでは、最新の住宅間取り提案・営業アプローチ手法に加え、ALTAとmadreeデータバンクの連携活用法について解説。DXツールをどのように商談成果へつなげるか、具体的な実践ポイントが共有されました。本記事では、当日の内容を振り返りながら、現場で活用できるポイントを整理してお届けします。コンピュータシステム研究所|“伝わる提案”を実現するCAD・3D活用― ALTA Revolutionで強化するプレゼン力 ―コンピュータシステム研究所様より、住宅業界における提案力強化と業務効率化をテーマに、CAD・3Dを活用した営業提案についてご紹介いただきました。来場者減少時代の「契約率アップ戦略」住宅業界では現在、展示場来場者数が減少しており、各社が集客数の増加だけで成果を出すことが難しい状況にあります。また、木造住宅の着工数も減少傾向にあり、市場環境は厳しさを増しています。こうした状況を踏まえると、今後は「来場数」ではなく「契約率」を高める取り組みが重要になります。特に注目すべきポイントとして挙げられたのが、契約までのスピードです。調査によると、住宅検討者の約6割が半年以内の契約を希望しています。つまり、契約率向上のためには「早く」「分かりやすい提案」を行うことが重要になります。契約率向上のカギは「スピード提案」と「分かりやすさ」契約率を高めるためには、スピード提案 × 分かりやすさが大きなポイントになります。人が得る情報の約80%は視覚情報と言われており、平面図だけでなくビジュアルで伝える提案が効果的です。パースや3Dを活用することで顧客とのイメージ共有がしやすい認識のズレを減らせるヒアリングの精度が上がるといったメリットがあります。特に初回面談の段階でパース提案ができることは、提案の質を大きく高める要素になります。スピード提案を実現するための「仕組み化」提案スピードを上げる際に注意すべきなのが、単なるスピードアップの指示では設計部隊の負担が増えてしまうという点です。そのため重要になるのが、業務の仕組み化と効率化です。営業フェーズ:契約までのリードタイムを短縮営業段階では、商談の密度を高めることで契約までの期間短縮を目指します。具体的には以下のような取り組みが有効です。① 標準仕様を活かした複数プラン提案自社の価値が伝わる標準プランをベースに複数案を提示。② 平面図だけでなくパースで提案ビジュアルで伝えることで理解度を高める。③ その場で修正提案を行う持ち帰り提案を減らし、商談回数を削減。これらを仕組み化することで、提案スピードと提案品質を同時に高めることが可能になります。設計フェーズ:業務を前倒しして効率化設計フェーズでは、業務の前倒しによって実施設計までの期間短縮を図ります。具体的には以下の方法が紹介されました。① プラン作成の効率化営業初期のプランは、企画プランや「madreeデータバンク」などのデータベースを活用して作成。② 営業段階での法規・構造チェック早い段階で制約を確認することで手戻りを防止。これにより設計者は、本来注力すべき高付加価値業務に集中できるようになります。madreeデータバンクとの連携madreeデータバンクとの連携により、設計・営業初期段階におけるプラン検討の効率と提案力を大幅に向上させることができます。madreeデータバンクは、建築家が作成した間取りを検索・活用することができ、土地条件やお客様に合わせたプランを素早く検索、ご案内できます。両者を連携すると、madreeデータバンク上で検索した間取りデータを、ALTAへ直接取り込み、そのまま編集することができます。これにより、プラン作成にかかる時間を大幅に削減することができます。さらに、ALTAデータにはインテリア情報やパースも含まれており、空間イメージもすぐにご提案可能です。これにより、お客様に対して具体的で分かりやすい提案を短時間でごていあんできるようになります。また、CADデータとしての取り込み・編集が可能なため、自社仕様に合わせたカスタマイズや詳細設計への展開もスムーズに行えます。この連携により、以下のような効果があります。・設計業務の効率化(作図時間の削減)・初回提案スピードの向上・提案品質の底上げおよび差別化結果として、限られたリソースの中でも質の高い提案を迅速に行うことが可能となり、受注率向上にも寄与します。 ALTA Revolutionについて詳しく見る意思決定の早期化に対応する営業提案CADや3Dパースを活用したビジュアル提案に加え、プランデータを活用することで、初期提案のスピードと提案の幅を広げることが可能になります。営業・設計それぞれの業務を効率化しながら提案力を高めるために、madreeデータバンクおよびALTAの活用をぜひご検討ください。本セミナーでは、SCALE建築設計事務所藤岡氏にも登壇いただき、設計事務所目線の提案術についてご講演いただいています。▶ 第1弾レポート実務に効く、プロの間取り提案術 ―「選ばれる間取り」のつくり方 ―SCALE建築設計事務所 代表 藤岡氏が、実務の中で培ってきた間取り提案の考え方や組み立て方を解説。設計・営業の現場ですぐに活かせるノウハウをご紹介します。→ 第1弾はこちら