注文住宅を建てるうえで、間取りがそこまで重要なのか?という疑問がある方もいらっしゃると思います。そこで今回は、間取りを起点に家づくりを始めた、madree会員であるY様のご自宅へインタビューにお伺いしました。テレビにも取材された素敵なお家です。Y様は、madreeの間取り作成サービスを活用され、無事に納得のいく土地・間取り・住宅会社を見つけることができました。間取りを提案したことで契約に至った、以下のポイントを解説しています。どのように土地や住宅会社選びが進んだのか?契約に近づいたプラスアルファの間取り提案はなんだったのか?家づくりのきっかけは土地探しコロナ渦での休校や在宅ワークをきっかけに、3LDKに家族5人+猫2匹は限界だと感じ、家づくりをスタートしました。「土地探しをする中で、広くて正方形でいいなと思う土地を見つけたが、想定の予算より高く、しかも敷地の間口に電信柱があり、ゴミ置き場もあった。」とのこと。電柱とゴミ置き場を間取りで解決ができるなら購入しようと思って、madreeに間取り作成を依頼されました。13パターンの間取りが土地決定の後押しにY様には13案という全て異なる建築家さんに描いていただいた間取りをご提案。ご依頼内容<抜粋>3階吹き抜け近くにオープンなプレイルームが欲しい。屋根裏やロフトも考えている。子供が勉強できるスペース(長机+3、4人が座れる場所)を作りたい。土地の前に電信柱、ゴミ置き場があるため、壁をたて、玄関をビルトインガレージの方から入るようにして、スロープなどを通って玄関に入るようなイメージを考えている。(電信柱、ゴミ置き場を隠すような家のアイデアがあれば知りたい。)土地購入にあたってネックだった、電信柱やごみ置き場への対処方法もたくさんの案を見ることで、ご納得。検討中の土地にどのような間取りが建てられるのか実際に見たことで、納得して土地を購入へと進んでいただけました。提案したファーストプランとなる間取り(一部)このうち、ファーストプランとして採用された間取りは以下です。Yさまが会社決定をしたポイントは、間取りの提案力イメージとなる間取りを決めたあと、Yさまはご自身の要望を汲みつつ(予算と)歩み寄れる提案をしてくれた住宅会社A社を選びました。要望を全て叶えたら予算オーバーになるのは分かっていて、妥協点をどこにするかだと考えていたそうです。A社を選んだポイントを2つ伺いました。①間取りにプラスアルファの提案があったmadree(マドリー)から13案提案されていて、1位の案はもちろんいいと思って選び、トレーニングルーム、中庭・3つ並んだ子ども部屋などのアイデアは実際の家にも取り入れました。さらにプラスアルファの提案をしてくれたのがA社でした。玄関の閉塞感をなくしたいオリジナリティのあるお家にしたい入った瞬間「おっ!」と思わせるような仕掛けが欲しいといった意図を汲み取り、玄関吹き抜け・ボルダリング・吹抜けに面したワークスペースを提案してくれたA社の間取りの提案力は群を抜いていました。以下の写真は実際に建った家です。アプローチの提案もとても魅力的で、入居後も気に入っているポイントの一つです。実際には実現しなかったアイデアも含め、たくさんの「プラスアルファ」な間取りの提案をしてくれたことが契約の理由。②間取りのアイデアを出し合いコストダウンしつつ、納得の空間づくりができた3階→2階+ロフトにしてガクッと本体価格が下がりました。「ここからもう一部屋あっても家族の成長やライフスタイルの変化で使わなくなってきますよね」と。なので子ども部屋も10cm縮めて6帖→5.5帖にしています。また、スケルトン階段をやめて、階段下を収納スペース・猫のトイレとして使えるようにし、アールの開口にしてデザイン的にも工夫する、というのはインスタで見つけたアイデアで、A社にそのようにできないか相談しました。するとA社の設計担当さんからは以下のようなアドバイスをもらえました。スケルトンの鉄骨階段よりも、手すりだけアイアンの方が、空間にメリハリができていい。足し算引き算が大切で、ボルダリングがメインの空間だから階段は引き算にするのがオススメ。おかげでコストダウンしつつも納得の空間になりました。【Y様邸 最終間取り】イラスト:園内せなまとめ:間取りの提案力がキッカケで家づくりが始まったお客様の要望を満たしつつ、予算内に収まる間取りを作るといった点が一番難しいところではないでしょうか。今回のように間取りの提案力があれば、喜ばれる提案ができ、お客様との関係性が向上するお客様も納得のコストダウン案を提示することができ、契約にぐっと近づけるように感じます。要望と予算をお互いに歩み寄らせながら、自社の提案力をアピールしていくとお客様にも信頼していただけると思います。