2023年6月にデータ版がリリースされた「madreeデータバンク」。人気の間取りが4,000以上(2024/02/20時点)掲載されている、工務店や住宅事業者向けの営業支援ツールです。実際に営業現場でどのように使うと、どのような効果を期待できるのでしょうか。今回は弊社の元住宅会社勤務の山田に、住宅事業者がmadreeデータバンクを導入すると何が期待できる?どんな効果がある?といったインタビューをしてみました。住宅会社や工務店の方々に読んでいただけますと幸いです。長い長いステップを丁寧にサポートする必要のある住宅営業の、大きな課題。ーーーまず初めに、一般的な家づくりの流れを教えていただけますか?山田:住宅会社や工務店それぞれで流れは異なりますが、一般的には下画像のような流れになることが多いはずです。この画像を見ていただくと分かる通り、住宅購入は様々なステップを経てご入居まで至ることがわかります。「人生最大の買い物」と言われるので、住宅購入は失敗できないため非常に慎重に検討される方がほとんどですよね。慎重に検討されるお客様をサポートしながら、住宅会社や工務店はこういったステップを一つ一つ丁寧に進めていかねばならないので、非常に大変です。私たちはtoC向けのサービスを運営していく中で、その課題を感じていました。私たちがこのステップのいくつかでも改善できれば、住宅会社や工務店にとっても、家を建てるお客様にとっても、非常に価値のある住宅購入体験を提供できるのではないか?と思い、madreeデータバンクのアイデアに辿り着いています。ーーー家づくりのステップの中で、madreeデータバンクが活躍するのはどのステップですか?山田:いまは画像の赤丸部分ですね。②展示場見学・初回案内(3~5社ほど検討)③ヒアリング(ご要望伺い)④土地提案(土地なしの場合) or 敷地調査(土地所有の場合)⑥ファーストプラン提示madreeデータバンクはその際に非常に大きな役割を果たしてくれるプロダクトです。ーーー具体的にはどのような役割を果たしてくれるのでしょうか?山田:それぞれのシーンで解説していきますね。②展示場見学・初回案内③ヒアリング時のお客様にはお客様の要望に合わせて間取りを検索し、たくさんの間取りをご覧いただくことができるようになります。それぞれの間取りのなかから「ここがいいね」「これはいらないね」とお客様のイメージしている間取りを共有でき、要望の整理や優先順位付けができます。また、お客様からの意見をいただければ、「次はさらにご希望に合った間取りをご提案できますよ」といったセールストークで、次回のアポイントが取りやすくなるのです。④土地提案・敷地調査のお客様には候補地に合わせて間取りを検索しあてはめることでその土地にどんな間取りが入るのかお客様にイメージしていただきやすくなります。⑥ファーストプランのご提案時にはデータバンクの間取りをご覧いただきながらヒアリングをすることでより具体的にお客様のご要望を共有することができます。ビジュアルでイメージを共有することができるのでお客様との相違を防ぎやすくなり、精度の高いファーストプランが作成できます。また同じ土地に複数の間取りをあてはめて提示することで、「自分たちの理想の間取りも建てられそう!」と納得していただきやすくなり土地決定の判断材料として活用いただけます。土地なしのお客様に対して間取りを一から複数案作成するのは工数がかかりますが、データバンクを活用いただくと検索するだけで複数案の提案が可能となります。”ご提案品質”に貢献するmadreeデータバンクーーー住宅会社やお客様によって営業フローは異なりますが、住宅会社の営業担当者はファーストプランのご提案の際にはひとつひとつの間取り図を事前に作成して、提案しているのですか?山田:そうですね。日中は営業回りをしていて、帰社後に作成している担当者が多いです。残業して作成している方も少なくありません。間取り図作成に時間を取られて満足に顧客フォローができない。また反対に営業活動に時間を要して、間取り図の提案が遅くなってしまう営業担当者もいます。そのような担当者にとって、大きな課題だと感じていました。ーーーお客様は何を決め手として家づくりの契約をしているのですか?山田:最後の契約においては、今は営業担当との相性や全体の資金計画であることが多いです。一方で、契約前には間取りの内容は詰められておらずふんわりしているケースもよくあります。なのでお客様が希望の家が建てられるのか不安を解消できず、契約まで至らないお客様もたくさんいらっしゃいます。契約後に間取りを変更すると、契約前の資金計画と大きくずれてしまいトラブルとなってしまう場合もあります。ファーストプランを充実させ契約前に希望の間取りまで内容を詰め、そういったトラブルを回避することもできると考えています。madreeデータバンクでは4,000近くもの間取り図が登録(2024/01/05時点)されているので、お客様のご希望に沿った間取り図を見つけやすく、ファーストプラン提案時に満足いただける提案ができる可能性が高まります。いまの時代のお客様に、トレンドを踏まえた提案ができるようにーーー具体的にはどのような提案ができるようになりますか?山田:madree(マドリー)が実際にお客様に提案した間取りが収録されており、アイデアを見つけていただくことでトレンド感のある提案ができるようになります。ファーストプランの質を上げることによって、間取り修正の回数が減り契約前の打ち合わせ回数を削減できるうえ、間取りへの納得感も高まるので契約後の詳細打ち合わせもスムーズに進められます。さらに、お客様からの信頼も得られていいことづくめになります。ーーー住宅事業者の成約率向上を期待できそうですね。山田:はい、madreeデータバンクに掲載されている間取りは実際にマドリーのtoCサービスで実際にお客様へ提案したもので、9割の依頼者様から高評価を獲得しています。展示場での接客対応の品質向上や集客・販売促進、マーケティングなど、さまざまな分野で効果を発揮してくれるツールです。常にトレンドを敏感に察知して間取りに取り入れるのはそう簡単なことではありません。それもmadreeデータバンクにはトレンドを反映した新しい間取りをたくさん取り入れているので、きっと参考になるはずです。トレンドを察知するのが億劫になってきた住宅会社や、少し前のトレンドの間取りばかりでマンネリ化してきた住宅会社は、madreeデータバンクを活用することで、トレンドに合わせた間取りの提案ができるようになります。ーーー今後さらにmadreeデータバンクを活用していただくために考えていることはありますか?山田:よりお客様のニーズに的確に答えられるよう、ヒアリングシートの作成を考えています。また、今は間取り図のみの検索・提案ツールになっていますが、ゆくゆくは土地と合わせて提案できるようにもしていきたいです。色々考えてます...!家づくりを考えるお客様にとって、住宅事業者が提案する間取りは重要な判断材料となります。madreeデータバンクはお客様に豊富な情報を提供できるだけではなく、住宅事業者様の業務負担を劇的に軽減することができるサービスです。働き方改革が叫ばれる昨今において、残業時間の削減を目指す場合にぴったりなツールであると考えています。現在より多くの事業者様が気軽に導入できるよう、料金体系の見直しを進めております。ぜひ一度ご検討くださいませ。