madreeデータバンクとは、プロの建築士が作った間取りを約4,800枚閲覧できるサービスです。住宅事業者さまにとって、「複数の間取りを作成する時間が省ける」「お施主さまの要望やニーズを探るためのツールとして活用できる」などのメリットがあります。とはいえ、実際どのように活用したらよいかイメージが沸かず、サービス導入に踏み切れない住宅事業者さまもいるのではないでしょうか?本記事では、「お施主さま」と「社内」に分けてmadreeデータバンクの具体的な活用事例をご紹介します。お施主さまのニーズを引き出すツールになる「madreeデータバンク」ーー住宅企業さまが得られるmadreeデータバンクのメリットは理解できるのですが、お施主さまが望んでいる間取りを最終的に提案できるかは、営業担当者のヒアリングや取捨選択のスキルに大きく左右されると思います。実際、madreeデータバンクをどのように活用すればよいのでしょうか?西垣:データバンクの有無により、提案の質が大きく変わると考えています。ヒアリングの方法一つとっても、すべて口頭で説明するのとデータバンクを活用しながら「こういった間取りをイメージされていますか?」と具体案を提示して説明するのとでは、お施主さまの理解度も異なると思うんです。ーー具体的にはどのようなシーンがあるのでしょうか?西垣:たとえば、ファミリークローゼットをご希望されているお施主さまに対して、「ファミリークローゼット付きの間取りにはこのようなバリエーションがあります」と具体的に提示できます。ファミリークローゼットの位置一つとっても、玄関近く・主寝室のみ・ランドリールームの横など、パターンはさまざまです。お施主さまのライフスタイルによってどの場所に配置するかも異なります。実際に「ウォークインクローゼット」で検索すると3,277件(6/21現在)さらに、ファミリークローゼットを設けることでリビングの形や間取りのビジュアルも変わってくる。これらを実際の間取り図で見ていただくことで、お施主さまのファミリークローゼットに対するイメージがより具体的になるはずです。ーーなるほど。お施主さまにとっても具体的な間取りのイメージを持ちながらヒアリングに臨める方が、住宅企業さまも要望を伝えやすくなりますね。西垣:そうですね。実は、お施主さまは自分がどのような間取りを求めているのかを明確に言語化できていない場合が多いと考えています。だからこそ、お施主さまとビジュアルを共有する目的や、潜在的なニーズを引き出すヒアリングツールとしてデータバンクを活用していただきたいですね。顧客ニーズの共有や、新たな間取り作成、営業フローの新たな切り口にも◎ーービジュアルを共有するツールであれば、住宅企業の社内でも活用できるシーンはありますか?西垣:おっしゃる通り、データバンクは住宅企業内における情報共有をスムーズにする目的としても活用できます。たとえば、「お客様はAプランのここが気に入った」「Bプランのこの部分は好まれなかった」など、顧客ニーズを見える化することができますよね。お施主さまからいただいた具体的な指摘や好みを関係者の間で共有できれば、その後の提案や間取り作成に活かせます。間取り図にヒアリング内容を添えて見える化すれば、それを基にアップデートした間取りが作成できると思うんです。ーーなるほど。提案時だけでなく、ヒアリングの段階から社内共有までデータバンクを使えば、間取りの精度は高まりそうですね!ただ、住宅企業さまの中には既に確立された営業フローがあって、新しいツールの導入には抵抗感がある企業も一定数ありそうです……。西垣:それはあると思います。多くの住宅企業さまでは、間取りのヒアリングは口頭で行い、その内容を設計部門に伝えるだけというのが一般的です。中には過去の設計事例を基にカスタマイズして提案する会社もあります。一方で、それだけでは多様化するお客様のニーズに応えきれなくなっているのも事実です。特にSNSがあるいま、お客様が間取りにかなり詳しいということもあると思っています。従来の営業方法に限界を感じ、新しい手法の導入に前向きな経営者の方々は少なくないはずです。ーーなるほど。営業フローが確立している中、「うまくいかないな」「新しいことを試してみようかな」と感じている住宅会社さまにも活用してほしいと?西垣:そうです。単純に間取りのバリエーションを増やすだけでなく、営業プロセス全体の改善につなげられるツールとしてもデータバンクの可能性はあると考えています。ーー結果として、お施主さまの満足度の向上にも繋がりそうですね!西垣:はい。社内の効率化に効果的であるのはもちろん、お施主さまの満足度を高めることが住宅企業さまにとっての最重要課題のはずです。そのためにmadreeデータバンクが少しでもお役に立てるのであれば、これほど嬉しいことはありません。データバンクは「お施主さま」と「社内間」にとって満足度がアップするツールmadreeデータバンクは住宅企業さまの営業接客ツールです。適切に活用すればお施主さまのニーズをより的確に把握でき、それに基づく提案が可能に。その結果、お施主さまの満足度のアップと住宅企業さまの受注率アップにもつながり、両者にとってのメリットがあるツールでもあります。「お施主さまが満足いく間取りにつなげたい」「社内の情報共有に困っている」「受注率が上がる営業方法を模索している」。このような希望やお悩みがある企業さまは、ぜひお問い合わせください。